とうがらしの効用
とうがらしは、食欲増進、体温上昇と発汗、脂肪燃焼、免疫力活性化、減塩効果など、様々な効用があります。また、実はとうがらしはビタミンCなどが多量に含まれる栄養豊富な食材です。
とうがらしの食欲増進作用
夏バテしてしまって食欲不振の時に、辛いカレーなどを食べたら食欲が回復したという経験はありませんか?それは、カレーに含まれる各種のスパイスが体に影響を与えているからです。
とうがらしにはカプサイシンという化学物質が含まれていて、味覚を刺激しますが、同時に胃や腸も刺激して、消化液の分泌を活性化させます。また、腸での栄養吸収効果も高まります。このような作用により食欲を増進させ、食欲不振を解消させます。
体温上昇効果と発汗作用
とうがらしを食べると、一時的に体温が上昇します。 カプサイシンの刺激により交感神経が刺激されるためです。
そして、皮膚表面の血流が増大し、汗腺を刺激し発汗します。 辛いものを食べるとよく発汗するのはこのためです。
脂肪燃焼とダイエット効果
とうがらしにはダイエット作用があるといわれています。それは、とうがらしに含まれるカプサイシンには、興奮作用もあります。
その際アドレナリンというホルモンが分泌されます。そのアドレナリンが脂肪の燃焼を促し、結果ダイエット効果を得ることになります。
免疫力活性化
近年、とうがらしの免疫力活性作用が注目されています。白血球内の免疫細胞を活性化させ、かぜや感染症に対する免疫力を高めると報告されています。
減塩効果
塩味がうすい料理であっても、とうがらしがきいていれば、ものたりなさを感じることなく味わえると思います。それはとうがらしは微量でも、料理の味を引き締める効果があるからです。
そのため、塩分の過剰摂取を防ぎ、高血圧予防につながります。
とうがらしの栄養
とうがらしは、実は栄養面でも大変優れています。
にんじんより多量なカロテン(カロチン)、ビタミン郡はビタミンC、B1、B2が豊富にあり、その他カリウムやリン、鉄分なども多く含みます。