とうがらしの種類
ハバネロ
ハバネロ(Habanero)はメキシコでよく用いられるとうがらしで、ハバネーロとも呼ばれます。スペイン語ではアバネロといいます。
なぜかハバロネともよく聞きますが、ハバロネは間違いで、ハバネロが正解です。
近年では日本でもお菓子の商品名に使用されたりして、有名になりました。
スコヴィル値という、とうがらしの辛さを表す単位では、およそ300,000スコヴィルと、桁外れの数値です。ハバネロの中でも特に辛いといわれるレッドサビナ種では、577,000スコヴィルもあります。
一般的にとうがらしは細長くとがったものが辛いとされますが、ハバネロは丸っこくかわいい、くるみのような形をしています。 また、味わいとしては独特な風味・香りを持つことも特徴です。
色はオレンジや赤が主流ですが、その他にも白、黄色などもみられます。熟す前は緑色です。
ハバネロの起源はキューバのハバナで、そこからユカタン半島に伝わったと考えられていますが、ユカタン半島がふるさととの声もあります。
ユカタン半島では現在約500軒の農家がハバネロを栽培しており、年間1,500トン~2,500トン程生産していて、その約60%が自国で消費されています。
ハバネロは近年の日本では急速に知名度が上がっています。発端となったのはお菓子メーカー東ハトの「暴君ハバネロ」というスナック菓子の商品がブレイクしたことです。